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16世紀までのオスマン朝軍はトルクメン騎馬部隊を核に、 それを支える志願した歩兵部隊とで編成されていました。 古いビザンチン帝国との戦いの中で貴族やキリスト教徒など、 他民族をも寛容に取り込んでして勢力を広げました。 やがて訓練された常備軍が必要になり、広がりつつあった領土から キリスト教徒を主体に兵士が集められて、部隊が編成されます。 イエニチェリはカピクル軍団の歩兵部隊で、キリスト教の習慣を取り入れた ベクターシュ教団の導師が随伴しました。 15世紀以後は組織的な徴兵がなされ、最新式の火縄銃も装備していました。 このキットは複雑な当事の軍装をよく再現している好キットです。 繊細なパーツが多数あり組み立てには慎重さも要求されますが、 口径の細い真鍮線やピアノ線を使えば接合部の不安は解消されます。 いつもの油彩ではなく、今回はすべてヴァレホ/アンドレアカラーで塗っています。 細かな文様は初め大変躊躇しますが、「筆に含ませすぎず」を守れば 練習の次第で段々と描けるようになります。 背負っている盾の文様は古い絨毯の文様を、上着とズボンは 現存している衣装を参考に想像で描き入れています。 |
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