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チュートン騎士団総長"Höch Meister 1219"
Andrea Miniatures 90mm finished by Panzervati
私が本格的に塗り始めたのがこの作品ぐらいからです。
このキットはサーコートの文様を替えるだけでいろんな国々の騎士が再現できます。
私はMen At Armsの十字軍の軍隊・アンガス・マックブライドのカッコよい挿絵から、
東方十字軍・チュートン騎士団の騎士団長を再現してみました。
純白のサーコートに銀縁の鮮やかな鉄十字は単純な意匠ですが、
後年のナチス・デザインに通ずる強烈なインパクトがあります。
マークはひたすら手書きで書きます。サーコートの影にはグレイ、ブルーなどを使い、
ハイライトは白に少しだけカドミウム・イエローペールを加えています。
軍旗は鉛板ですが、金槌で叩いて薄くして使っています。
(以上2003年のテキスト)

1219年当時の騎士団総長は別ページでも紹介している、
ヘルマン・フォン・ザルツァです。
紋章の十字が初期のテンプル騎士団の意匠に酷似している為、
考証的にはもっと古いOtto von Kerpen(1200-1206)
もしくはHeinrich II von Tunna(1206-1209)が
適当なのではと考えています
軍旗はバルト十字に沿って、末端にかけてV字型に切り込みが
あるのが正しく、本作では考証の未熟さから
不正確な軍旗になってしまっています。(2005年6月追記)

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